腕のしびれは日々の日常生活によるものと内臓系由来のものがあります。
内臓系由来のものは例えば、肝臓ですと右手にしびれやすく、心臓は左手にしびれが起きやすいです。
脳の場合は出血や梗塞部位で変わりますが、どちらの腕もしびれが来ます。(ほかにも動脈解離等いろいろあります。)
内臓系由来は寝ている時など安静時や顔面や首など、神経の走行以外の広範囲でしびれることが多いです。
この場合はすぐに病院で受診することをお勧めいたします。
日常生活由来のものは主にその部分の使い過ぎによるものが多く、
頚椎症性神経根症
胸郭出口症候群
肘部管症候群
手根管症候群 などが代表的な疾患として挙げられます。
頸椎症神経根症は頸椎(けいつい:首の骨)が変形すること神経が圧迫され、手指や腕に痛み、しびれが生じます。
上を向いたり、顔の向きによって神経が刺激を受けるとしびれが強くなることがあります。
またしびれの範囲は頸部から腕、手指にかけて広く、放散するような症状となることが多いです。
胸郭出口症候群は洗髪やつり革につかまる動作など、肩を挙げるようなをすると上肢のしびれやびりびり感を生じます。
頸から腕にむかう神経や動脈が、筋肉、骨などで絞扼される(挟まれる)ことが原因です。
なで肩の体系や筋肉質で重いものを運ぶ労働者などに多いとされています。
肘部管症候群は肘の内側で尺骨神経(しゃっこつしんけい)が慢性的に圧迫されることで、前腕の小指側や手指の薬指・小指にしびれを生じます。
加齢による肘の変形や子供の頃の骨折による肘の変形、柔道や野球などのスポーツが原因となります。
手根管症候群は正中神経(せいちゅうしんけい:手首の真ん中を走る神経です)が手首にある手根管というトンネルで圧迫された状態で生じます。
原因は不明ですが、妊娠・出産期や更年期の女性が多く生じるのが特徴で、女性ホルモンの乱れによる滑膜の腫れが原因のひとつと考えられています。
腕と一言に言ってもいろいろな部位から起こります。
当院はその原因をしっかり見つけ、鍼や矯正を使い、アプローチするのが得意です!
お気軽にご連絡ください。
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